特別養護老人ホームへの入所

父が亡くなった後から始まった、母の施設探し。
金銭的なことも考え、当初から金額が抑えられる特別養護老人ホームを考えていたのですが、ネットで探してみるとどこも「満室(待機者○○○人)」と表示されています。
一体いつ入所出来ることやら・・・と、半ば諦めていたのですが、有難いことにグループホームに入所してから半年ほどで、同じ地域の特別養護老人ホームからお声かけを頂くことが出来ました。
ここでは、これまで体験してきた他の施設とを比較しつつ、母が入所した特別養護老人ホームのことを書いていきたいと思います。

特別養護老人ホームとは?

特別養護老人ホーム(特養)は、自宅での生活が難しくなった要介護(基本的に要介護3以上)の人が入所出来る介護老人福祉施設です。
一度入所すると特に事情が無い限り(入院など)終身利用することができ、民間で運営されている「有料老人ホーム」から比較すると料金が安いという事から、入所を希望する人が多くなると言われています。
多いところでは数百人待ち、なんてところもあって、施設を探している身としては途方に暮れてしまいますよね。
でもこの順番待ち、必ずしも数字通りに待つというわけでは無いようです。

なぜこんなに待機者が多いの?

2015年から介護保険法が改定されて、特養の入所は原則として要介護3以上になったのですが
それ以前は要介護1~2の方でも入所を申し込めたそうです。その当時の待機者は今よりもっと多かったんでしょうね。まぁ改定後でも、かなりの数ですが。
なぜこんなに待機者が多いのか。それは、複数の特養に申請を出している方がおられるからじゃないかと思います。
一か所の特養だけ待つのではなく、例えば特養Aにも特養Bにも特養Cにも…という感じで複数の施設に申し込みをされてる方が多いんです。
私の母の場合も、最初は一か所だけ申請して、そこが無理なら他の施設に申請を…と思っていました。
でもどこも物凄い待機人数だったので、ネットで調べたりケアマネージャーさんに相談したりして、複数の施設に一度に申し込みをして良いんだと知って、三か所の施設に申請書を提出しました。
今現在母が入所している特養は、その三か所のうちの一つの施設です。

優先されるのは要介護度だけ?

現在、特別養護老人ホームに入所出来るとされている要介護度は原則として3以上となっていますが、もちろんそれだけでは入所を認めては貰えません。
自宅で他の家族と同居していたり、同居はしていないけれど近くに住んでいる家族が面倒を見ることが可能な場合は、いわゆる順番が後回しになることが多いようです。
うちの母の場合は、要介護3であること・同居していた父が亡くなったこと・難病(パーキンソン)と認知症の症状がある・子供が同居不可能である・仕事があり誰も面倒を見ることが出来ない、といった事情があったので、比較的早く入所を認めて頂けたんじゃないかな?と思います。
※要介護1・2の方でも、認知症の症状が出ていたり、同居する家族が居ない・家族から虐待を受ける可能性がある(ひどい…)などの理由で入所が認められることがあるそうです。

特別養護老人ホーム、デメリットはある?

デメリット、というほどの事は思いつかないんですが…これは、グループホームの時もそうだったんですが、老健(介護老人保健施設)とは違って運動機能のリハビリなどがありません。
老健は、今は介護が必要であっても、リハビリすることで元の生活に戻れるよう支援することが主な目標とされていますが、グループホームや特養はそのままの状態を受け入れ、その施設の中で日常生活を送るという感じです。
もちろん食事などは、それぞれの利用者さんの持病や嚥下の具合を見て用意して下さっていますが。
でも全く何もしないわけでもなく、例えば軽い体操であったり歌を歌ったりというレクリエーションの時間はあるので、リフレッシュすることは出来ていると思います。
母は昔から歌を歌うのが大好き(カラオケ大会などにも出場したことがある)なので、この歌の時間をとても楽しんでいるようです。

施設でのくらしは

特別養護老人ホームによって少し違いはあると思いますが、母がお世話になっている特養はこんな感じです。
・地上4階建て
・[部屋数] 1人部屋 : 8室 2人部屋 : 2室 4人部屋 :17室
・[利用定員] 88名
施設の規模としては中くらいでしょうか。個室は少なく、多床室が多めになっています。
(施設によっては多床室が少なく、個室が多いところもあります。)
母は自分の部屋でテレビを観るときイヤホンを使うのを嫌がるので、多床室では周りのご迷惑になると思い個室を希望したのですが、あいにく入居時に空きがなく、多床室で様子を見ましょうということになり4人部屋に入居しました。
入居後しばらくは、隣の入所者さんとの間にあるカーテンを開けたり、間違って他の入所者さんのベッドに行こうとしたりしていたようで、どうなることかとハラハラしていたのですが、1週間もすると慣れて大人しく(?)過ごしてくれるようになりホッとしました。
ベッドの横にはタンスが置かれているので家具を持ち込む必要はないのですが、母の場合はテレビを置く台が必要だったので、引き出し付きの小さなキャビネットを持ち込みました。

1日のタイムスケジュールは

● 7:00 ~ ・・・・・・ 朝食 
● 9:15 ~ ・・・・・・ ラジオ体操 
● 10:00 ~ ・・・・・・ 健康チェック
● 10:30 ~ ・・・・・・ 入浴
● 12:00 ~ ・・・・・・ 昼食
● 13:00 ~ ・・・・・・ 趣味の時間
● 15:00 ~ ・・・・・・ おやつ
● 18:00 ~ ・・・・・・ 夕食

1日の流れはざっくりとこんな感じです。空いた時間は食堂兼談話室(リビングルームのようなところ)でテレビを観ている入所者さんが多いのですが、自室に戻ってのんびり過ごしている方もおられます。
お風呂は、グループホームの時もそうでしたが週に2回です。少ないように感じますが、入所者さんの人数を考えるとこれより多い回数は職員さんの負担が大き過ぎるかな…。確か老健に居た時も週に2回だったので、もしかすると標準なのかもしれません。
※ネットで調べてみると、最低週に2回とのこと。施設によっては3回以上入浴できるところもあるそうです。

面会するときは?差し入れはできる?

基本的に面会は、事前に電話をして日時の希望を伝えておきます。今はコロナの影響もあり、面会を制限している施設がほとんどだと思います。
母は時々「息子や娘に会いたい」と職員さんに言うそうで、施設から母が会いたがっているという連絡が来たら兄と二人で予定を組んで会いに行きます。
通常であれば母の住む階まで上がり、談話室や居室で会うことが出来るのですが昨年からはそれが出来ず、母は3階の談話室、私と兄は1階ロビーで、タブレット越しに面会をしています。
何とも味気ない面会で…ホントに、いつまでこの状態が続くんでしょうね…。

そして食べ物などの差し入れは、もちろん基本的には職員さんに確認をしてからなのですが、健康面で問題があり(例えば糖尿など)食事を管理しないといけない場合などを除いて、割と制限はないように思います。
私の母は、糖尿のケがあるので甘いものはNG。なので特養に入所してからは一度も差し入れしていません。可哀想だけど、仕方ないですね。
ただ3カ月に一度なんですが、母の通院に付き添う日があるので(施設は送迎はしてくれますが付き添いは家族がします)、カバンにラムネや低糖のチョコレートなどを入れておき、診察が終わって会計待ちのときなどに一つだけ食べさせてあげています。
母、めちゃくちゃ喜ぶ(笑)。
今はどこの特養でも同じだと思いますが、コロナの感染を防ぐために様々な注意を払っておられます。なので差し入れも、今はダメな施設もあるかも知れません。
どうしようかな?と思われたことは何でも施設の職員さんに聞くと良いと思います。

特別養護老人ホームについて、今後も気が付いたことはどんどん記事にしていく予定です。

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