
前回からずいぶん間が空いてしまいました。
老健にお世話になっていた母はその後、グループホームへの入所が決まり、引っ越しをしました。
(今現在は、グループホームを出て特別養護老人ホームに入所しています。特養については、また追々アップします。)
ここでは母がお世話になったグループホームについて書いていこうと思います。
グループホームとは?
老健(介護老人保健施設)は入所していられる期間が限られている(概ね3カ月で退所する場合が多い)ので、実家に帰ることが出来ない母は次の受け入れ施設を探すことが必要でした。
お世話になっているケアマネージャーにも相談し、当初は特別養護老人ホームを探したのですが、どこも順番待ちが多くてすぐには入所できそうにありませんでした。
そこでケアマネージャーさんが提案して下さったのが「グループホーム」でした。
少人数で家庭的な雰囲気
グループホームとは「認知症対応型共同生活介護施設」で、認知症の症状がある⾼齢者が、認知症の知識を持った専門スタッフの援助を受けながら共同生活を送る、小規模の介護施設です。
1ユニット(グループのこと)5~9人までの少人数で構成されていて、そのユニットで家族的な生活を送ります。
母がお世話になったグループホームは、二つの大きなダイニングテーブルが置かれたリビングと対面式のキッチンがあり、そのリビングを中心にして入所者の居室やトイレ・浴室・洗濯室などがありました。
提携のクリニックもあり、そちらから看護師さんが健康チェックにも来て下さるので安心感がありました。
母が暮らすことになった部屋は日当たりも良く、窓を開けると琵琶湖から流れる川や山々の景色を眺めることが出来てとても良かったです。
ベッド以外の家具は持ち込みなので、プラスチック製の衣装ケースやパイプハンガーなどを用意しました。あとリビングにテレビがあるのですが、母の希望で部屋にもテレビを置きました。
認知症があっても出来ることは出来る範囲でやってみましょう、というホームの考えもあり、例えばご飯の準備をスタッフさんと手伝ったり、部屋の掃除をしたりという、日常生活での家事も皆さんでされていました。
たまたま面会に行ったときも、母が自分の物だけでなく入所者さんの洗濯物を畳むのを手伝ったりしているのを見て、思わずウルっとしてしまいました。
実家にいた頃は父に叱られてばかりで萎縮してしまって、簡単な家事すら出来なくなってしまっていたので…。
季節ごとの行事や近場へお出かけも
私の母は、性格なのか何なのか判りませんが
どこへ行ってもすぐにお友達が出来るタイプの人で、グループホームに入所した翌日には早速1人の入所者さんと仲良くなっていて、二人で何だかんだ言いながら塗り絵をしていました。
すぐに馴染んでくれたことに、本当にホッとしました。
施設の中での暮らしの一番の楽しみは、やはり食べることじゃないかなと思います。
こちらのホームでは食事以外におやつの時間もあり、ゼリーやお饅頭などを頂いていました。クリスマスには、入所者さんとスタッフの皆さんでクリスマスケーキを作って食べたりもしていたようです。
そういった行事があると、スタッフの方が写真を撮って見せて下さるので、普段のホームでの様子がよく分かってとても良かったです。
また気候の良いシーズンには、ホームのマイクロバスでお出かけもされているそうなんですが、残念なことに母は暮らしていた期間が短かったのと、コロナの影響もあってお出かけは出来ませんでしたが。
グループホームの費用はどのくらい?
施設に入所するにあたって、やっぱり気になるのは費用ですよね。
母がお世話になったグループホームは、入所時に敷金40万円・月額利用料は17~18万円くらいでした。
その大まかな内訳は
・介護保険一部負担金(要支援2~要介護度5)
・食費(1日3食)おやつ
・部屋代
・水道光熱費
・日常生活費費(共同生活で使用する消耗品など)
という感じです。
ヘアカットも定期的にして下さるようで、カットした月は代金が請求されていました。
そして紙パンツや尿取りパッドなどが必要な場合は、使用した数だけ別途請求されます。
母の場合は尿取りパッドも紙パンツも必要だったので、それらも含めて多い月では20万円くらいになっていました。
結構かかりますよね…。
グループホームの感想
大きな施設とは違い、こじんまりとしたグループホームは家庭的な雰囲気の中で生活が出来るのと、職員さんの目も行き届きやすいように感じたので(あくまでも私感ですが)、ちょっと目を離すと車椅子から立ち上がろうとしたりするうちの母には合っていたと思います。
簡単な家事をすることも母にとっては喜びになっていたようで、入所してから表情も明るくなりました。
アットホームで環境もよく落ち着いて過ごせたし、何といっても母が楽しそうだったので、入所したことは本当に良かったと思っています。
ただ、やはり金額ですね。
支払いのことは主に、両親の通帳を預かってくれている兄がやってくれていたのですが、母は当然もう仕事はしていませんし、収入は父の遺族年金だけ、他は母の預金が全てです。
月々の支払額が20万円を超えることが続くと、遺族年金だけでは足りず預金を取り崩しながらということになります(そういった事から、グループホーム入所後も再び施設探しが始まったわけなんですが)。
この生活が何年続くかは分からないし、もしも親の預金が底をついたら…こんなことを言うと薄情に思われるかも知れませんが、実際問題お金のことは大切です。兄にも私にもそれぞれ家庭があるし、家のローンや自分たちの老後のことも考えないといけないし…。
そういったお金の心配が無かったら、母はグループホームでずっと暮らすことになっていたかも知れません。
結局、半年ほどお世話になって特養に移ることになりましたが…。
老健とショートステイを交互に利用するのは、母はもちろん私たちも気持ち的にも肉体的にも落ち着かなかったので、今となっては、特養に入るまでの住まいとしてグループホームを選んで良かったなぁと思っています。

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