
まだ父が健在で、実家で母と二人暮らしをしていた頃、もうその時すでに父は肝臓がんの末期、母はパーキンソンの症状と認知症の症状が出ている状態でした。
でも父は頭はしっかりしていたので、母が処方してもらっている薬は父が管理していたのですが、まぁしっかりしているとは言っても、父も80を過ぎている上に末期がんで体も辛い。母の薬のこともうっかりする日が度々あって、母はパーキンソンの症状が重く出てしまったりする日も多々ありました。
兄も私も毎日早朝から実家に行くのは無理だし、どうしたら父の負担もなるべく軽く、尚且つ母の飲み忘れを防ぐことが出来るか悩みました。
「お薬カレンダー」を使ってみた
もともと母の薬はそんなに種類が多いわけではなかったのですが、薬剤師さんが気を使って下さって、飲み忘れなどがないように日付と朝食後・昼食後・夕食後と印字された小袋に、数種の薬を小分けして入れて下さっていました。
初めの頃は、薬局から持って帰った「朝食後・昼食後・夕食後」と書かれたそれぞれの大袋から直接出して飲んでいたのですが、すぐに飲み忘れや飲み過ぎが起きてしまって、困り果てて薬剤師さんに相談すると「お薬カレンダーを使ってみては?」と提案され、早速買って帰りキッチンの壁に貼って使ってみました。
曜日が理解できていないと無理だった
お薬カレンダーには、朝・昼・夕・寝る前の4つのポケットが月曜から日曜の分まで付いていて、そこにそれぞれ飲む薬を入れるようになっています。
最初、これは便利!と父も母も喜んでいたのですが…このカレンダーがあればもう見てやらなくても大丈夫だろうと思った父は、母に自分で飲むように促して管理をするのをやめてしまいました。そして案の定、月曜の朝の薬を飲んだのに、しばらくしてから火曜の朝の薬を飲むという行動に出てしまって><;
飲んだのにも関わらず、それを忘れて次の日の分まで飲んでしまう。母が、軽度とはいえ認知症であるということをつくづく思い知らされました。
悩んだ挙句にひらめいた!
それからもしばらくは、再び父に管理をしてもらいながらお薬カレンダーを使っていたんですが、父も自分がしんどいからか結構いい加減にしか管理できず、母は何度も飲み忘れと飲み過ぎで体調がおかしくなりました。どうしたらいいのかなぁ…と悩んだ末、ふと、一日分の薬をフリーザーバッグに入れたらどうかな?と思い、やってみることにしました。
母と一緒に薬詰め
100円ショップでフリーザーバッグのSサイズを買い、黒の太いマーカーで「1日」「2日」「3日」と、31日まで日付を書いていきました。そしてちょっと面倒だったのですが、薬の小袋に印字されている日付と「朝食後」や「昼食後」の文字に、赤のマーカーで囲むように○を書き、目立つようにしました。
そして、貰って来た1ヵ月分の薬の小袋に書かれている日付と、フリーザーバッグの日付を合わせて1日分ずつ入れていきました。私がやり始めると、隣でジーっと見ていた母が「私もやっていい?」と聞いて来たので(笑)、私が渡す小袋を母がフリーザーバッグに入れるという流れ作業で、31日分袋詰めしました。この31日分の薬はクッキーが入っていた缶にまとめて保管、父にはカレンダーと同じ日付のフリーザーバッグを毎朝母に渡すよう頼みました。そしてそれ以外の薬を母が出すことがないように、小柄な母が届かない棚の上に缶をしまいました。
手間はかかったけど効果はバッチリ
その日の日付のフリーザーバッグを出すだけなので、父も毎朝忘れることなく母に渡してくれるようになり、バッグの中にはその日の分の薬しか入っていないので、母も飲み過ぎることが無くなりました。その日の分しか入っていないから、飲み忘れていたらすぐに分かるところも良かった。
ちょっと面倒くさい作業ですが、一度フリーザーバッグを用意したら後は薬を貰ってきた日にそこに詰めていけばいいんだし、このやり方を思いついて本当に良かったなーと思います。
自分で自分をほめてあげたい…オーバーですが。
老親の薬の飲み忘れなどでお悩みの方、ダメもとで一度お試しください(上手く行かなかったらごめんなさい)。

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