
現在【要介護3】の認定を受けている私の母がパーキンソン病であると判ってから、かれこれ7~8年経ちます。
その当時、私自身が体調を崩して治療をしたりしていたので、あまり実家に帰っていませんでした。
ここでは、母がパーキンソン病と診断され、介護認定を受けるようになり現在に至るまでを書いていこうと思います。
パーキンソン病とは
ある日、父が腹痛を起こして入院したと兄から連絡があり、慌てて病院へ駆けつけました。
兄はまだ病院に着いておらず、受付で父の名前を伝え病室を聞き急いで向かうと、病室の前の廊下に不安げな顔をした母の姿が。
「お母さん!」と声をかけようとすると、私を見付けた母が「すみません、この電話はどうやって使うんですか?」と手にした携帯電話を見せながら、まるで他人に話すように私に話しかけて来たんです。
その時は「も~何言うてんのよ、私やん!」と言い返し、モタモタする母と一緒に父の病室へ入ったのですが・・・後になって思ったのは、その時すでに母はパーキンソン病を発症し始めていたんですね。なんか、表情や動きが硬くぎこちなかったです。
その時に気付いてあげられなかったことは、今でも悔やまれます。
・「パーキンソン病」とはどのような病気ですか
難病情報センター|パーキンソン病 (指定難病6) より引用
振戦(ふるえ)、動作緩慢、筋強剛(筋固縮)、姿勢保持障害(転びやすいこと)を主な運動症状とする病気で、50歳以上で起こる病気です。時々は40歳以下で起こる方もあり、若年性パーキンソン病と呼んでいます。
・ この病気ではどのような症状がおきますか。
ふるえ(振戦)、筋強剛(筋固縮)、動作緩慢、姿勢保持障害が主な運動症状です。ふるえは静止時の振戦で、椅子に座って手を膝に置いている時や歩いているときに、手に起こります。動かすとふるえは小さくなります。筋強剛は自分ではあまり感じませんが、他人が手や足、頭部を動かすと感じる抵抗を指しています。動作緩慢は動きが遅くなることで、同時に細かい動作がしにくくなります。最初の一歩が踏み出しにくくなる「すくみ」が起こることもあります。姿勢保持障害はバランスが悪くなり転倒しやすくなることです。
上記のような症状が主ですが、私が一番最初に「あれ?」と思ったのは、母の顔つきでした。
何というか、お面をかぶったように無表情で、それまではいつも朗らかだった母の表情だと思えない、感情がない硬い顔つきをしていました。
どうして母がこの病気になってしまったのか、理由は解りません。
ドーパミン細胞が急激に減る事で起こる症状なのだそうですが、なぜそんな事が起きるのかは解明されていないそうです。
パーキンソンの症状 ~母の場合~
パーキンソンの症状がどのように出始めるのかは、恐らく個人差があると思います。
ここでは、私の母に起こった症状を書いていこうと思います。
・顔つきの変化
上にも書きましたが、まず顔つきが変わりました。能面のような無表情な感じで、笑っていても目が全然笑えてないというか・・・感情のない顔をしていました。
・歩き方の変化
例えば、椅子から立ち上がったあとの最初の一歩がすんなり出なくなりました。
まるで足の裏と床が、磁石か何かでくっついたみたいに動かないんです。
で、やっと一歩が出たと思うと、今度は勢いがついてしまってすぐには止まれなくて、どこかに突き当たったり掴まったりしてやっと止まれるような状態でした。
歩き方もすり足で、小股でちょこちょこと早く歩く感じなので、しょっちゅうつまづいて転びそうになっていました。
なかなか一歩が出なくて、膝から崩れるようにへたり込んでしまうこともありました。
・手の震えや体の揺れ
座っている時も足がゆらゆらと動いたり、手が震えて自分では止められないということがありました。
初めの頃は、そんな体でも父のために食事の支度をしていた母ですが、包丁を持って何かを切ったりするのがもう本当に危なっかしくて・・・料理しようと手に神経を集中すると足がすごく動き始めてしまって、後ろから見ていると踊りながら切ってるみたいな感じでした。
母はもともと調理師で料理を作るのが大好きだったのに、思うように体が動いてくれないのが本当に辛そうでした。
見てる私も辛かった・・・。
続きます。


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